クリニックに必要な看板の種類と設置費用の目安をお話しします

クリニックに設置する看板は多岐に渡ります。
ひとつひとつの看板には異なる目的・役割があります。例えば近隣の人に所在を認知してもらう役割やクリニックの雰囲気を伝える役割をもった看板など、様々な目的をもった看板を設置する必要になります。
看板は集患の重要ツールであるとともに、患者様に情報を伝える重要な役割を持ってますので妥協せず考える必要があります。
ここでは、クリニック看板それぞれの目的と費用の目安についてお話ししていきます。

存在を認知してもらうため：『自立看板』

『自立サイン』

遠くから良く見える位置に、地面から生えてるように見える縦長の看板が自立サインです。
落ち着いた色合いかつ高級感のある材質の自立看板が多く、クリニックのシンボルとなります。
歩いている人にも、車を運転している人にも認識してもらいやすく、【ここにクリニックがある】という認知を広めるための役割を持ちます。

自立看板の概算費用

まず、光らせる（電飾式）・光らせない（非電飾式）のどちらかを選ぶ必要があります。
その次に立地条件に合わせたサイズ（2～5メートルほど）を考える必要があります。

自立看板はとりわけ高価なものになりがちですが理由は以下となります。

壁やガラスに取り付ける（貼り付ける）看板とは違い、自立看板を設置するには地面に対して基礎工事が必要となります。
看板制作費用だけでなく、基礎工事費用も見積る必要があります。

クリニック名をしっかりと伝える顔の役割：『ファサード看板』

『ファサード看板』

クリニックの入り口上部・建物正面に取り付ける看板をファサード看板といいます。
クリニック名を大きく表記するため、まさに“顔”と言える看板です。
自立看板は遠くの方に認知してもらい誘導する役割を持っていましたが、ファサード看板はクリニックの前を通る人に認知・アピールするための看板となります。

ファサード看板は顔ということもあり、サイズやデザインが様々です。
主に使われる仕様としては、プレートタイプ・電飾式・切り文字といったところです。
（他にも仕様はありますので個別で業者さんと相談することをおすすめします）

ファサード看板の概算費用

サイズにより費用が変わる、設置する位置・高さによって施工費が大きく変わるということを予めお伝えしておきます。

クリニック内の雰囲気を伝える『ウィンドウサイン』

『ウィンドウサイン』

クリニックは必ずと言っていいほど正面にガラス面があります。
これは院内を明るく保つためです。このガラス面を利用して入りやすい雰囲気をイメージカラーなどを利用して伝えていくことが目的となります。
また、患者さまを必要以上に外部の目に晒すことを避けるため目隠しの効果も得られます。
窓も看板として有効活用することができます。医院のイメージカラーなどを使用して雰囲気を伝えるほかに、医院内の目隠し効果にもなります。

ウィンドウサインの方法としては、インクジェットシート式（印刷シート）、マーキングフィルム式（カラーフィルム）、すりガラス調フィルム式
の3つが主となります。

ウィンドウサインの概算費用

高所作業、複雑なカットが必要な場合は施工費が高くなります。

クリニックの情報を伝える『プレート看板』

『プレート看板』

クリニックの入り口近くに、診療科目や診療時間などの情報を記載して発信することが目的となります。
近くで自立看板やファサード看板と違い足を止めてじっくりと見られますので、より詳細な情報を記載するのがおすすめです。

アルミ複合板もしくは透明なアクリル板をべースに作られることが多いです。

プレート看板の概算費用

軽い板状の看板なので、自分で強力両面テープで貼り付けることも可能ですが、壁面の状態によっては業者に依頼した方が良いです。

まとめ

クリニック看板の特徴や目的をはっきりとさせたうえで、集患につながる看板を考えることは大切です。
長く付き合っていく看板ですので、メンテナンスをしながら使用していってください。