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看板の第一印象を良くして集客アップ

既にお店を構えている方、これから新しくお店を開こうと考えている方に、ぜひ実践して欲しいことがあります。それは、街の中を歩いたり車で通る時、一瞬でも気になった看板を発見した時に、その看板の何に興味を持ったかをメモすることです。

具体的にどういう点でおしゃれな看板だと思ったのか、メニューに目が行った場合は「メニューの書き方上手い」と感じたからなのか、お店の外観・看板見た時の「第一印象」を覚えておき、後で忘れないようにメモしましょう。そうすることで、自分が作りたいと思った看板のデザインに活かすことができます。

そこで、ここでは看板製作にあたり集客力をアップさせるために、看板の第一印象を良くするポイントをご紹介します。

お店のウリが目で見て分かる

おしゃれなお店と看板を見つけた「今度友達と行こう」と思った時、看板の何を見てそう思ったのか?、それがお店の「ウリ」であり、入店したくなる要素です。

例えば、お店のオーナーが「自分のお店のウリは、本格イタリアンのランチメニューだから、看板にインスタント写真を掲載して、メニューを見てもらおう」と考えて、看板を作成します。それを見た若い女性グループが一見して、「ここのお店のランチの盛り付け方、おしゃれじゃない?入ってみよう」と思ってくれたら、お店のオーナーの狙い通りです。

また、国産しか使っていない、契約農家から直接仕入れている地元の野菜を使った料理がウリだとしたら、看板には「地元の朝採れ野菜」と銘打って、材料の安心感や鮮度をアピールしましょう。
こうした「ウリ文句」は、魅力的な単語を2~3つ組み合わせ、歩行者の頭で理解する前に、視覚で五感を感じさせると、看板の第一印象だけで心を掴むことが出来ます。

映える看板にする

Instagram・Twitter・Facebookなど、SNSが男女・様々な世代に普及する中、写真に撮りたくなるような看板にすることも1つの手段です。

具体例として、街を歩けばタピオカドリンクのお店ばかり…という通りもあるでしょう。しかも、メニューは大体同じようなものですので、どこで差を付けるかというと、「おしゃれなお店や看板」の方がお客さんを集めやすく、行列が出来やすくなります。

行列を待っている間に、お客さんは暇になるので「行列ができるほどのタピオカドリンク屋さん」という投稿と共に、メニューが載った看板をスマートフォンで撮影し、早々にSNSで発信します。すると、看板自体がSNS上で広告の役目を果たしてくれます。

さらに、ひと手間加えるなら、お店の看板に「メニューとお店の名前」のハッシュタグや、QRコードを載せておきましょう。ハッシュタグを利用することで、SNS上での拡散スピードと知名度向上が一気に上がります。また、QRコードは割引クーポンのサイトに繋がるようにすることで、お得感まで出せてしまいます。

長い行列を待った上で、実際に買った商品と一緒に、お店や看板と一緒写真を撮るお客さんが、追加で投稿してくれるといかにお店が繁盛しているかを伝え、集客力アップに繋がります。

このように、映える看板にすることによって写真で拡散させるというのは、今の時代にあった看板の在り方と言えます。

値段の魅力で訴える

お店のオーナーは、自分がターゲットとする顧客が、どの程度の値段なら買ってくれそうか?調べたことはあるでしょうか?

例えば、ハンバーガー屋であるマクドナルドとモスバーガーを例にした時、マクドナルドとモスバーガーの客層を比較してみましょう。
時間帯にもよりますが、マクドナルドは学生中心・中高年中心、モスバーガーはファミリー層が中心です。つまり、値段に対して感じる魅力が異なります。手軽さを取るか、全て国産品のハンバーガーを選ぶか値段の裏にはこのような「値段に見合った価値」というものがあります。これは、看板からも伝わってきます。

もう少し具体的な例として、ランチの値段に対する男女の差を見てみましょう。
ある調査によると、男性の場合400円以上500円未満女性の場合は900円以上1,000円未満が最も選ぶランチ代となっています。男性の場合は、自分のお小遣い事情もあり「安さ」を優先するのに対し、女性の場合は「おしゃべり出来る時間・空間」を優先します。

すると、自分のお店のターゲット顧客が男性なのか、女性なのかによって、看板に記載する値段や書き方が大切になってきます。
男性向けなら「ワンコインランチ500円」「Aセット550円・Bセット580円(税込み)」のように、お得感とおつりが戻ってくるような値段を強調しましょう。
女性の向けなら「生パスタランチ980円(サラダ・飲み物付き)」などのように、ゆっくり食べられる+野菜が食べられて1000円以下の値段を看板で強調すると、お店を選んでもらいやすくなります。

まとめ

どんな看板が集客力アップにつながるかを考える際に、まず他のお店の看板を見てご自身がどんな気持ちになったかを知ることが、ご自分のお店にあった看板に辿り着ける着ける第一歩です。
その上で、今回ご紹介した視覚的に訴える第一印象を念頭に、看板をデザインしていきましょう。